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こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店宮崎です。
今日は、手工靴の履き心地。
手工靴の履き心地は、繊細です。
そのルーツは、歴史にあります。
和服に下駄や草履が当たり前だった1907年(明治40年)に創業したこともあり、当時はエリートと呼ばれる高級官僚や政財界の要人、軍人などが顧客でした。エリート向けということもあり、ガンガン歩く靴より繊細で柔らかな靴が多かったと思われます。
今でも昔ながらの作り方で手間かけて作られており、履きなじむと驚くほど軽く柔らかな履き心地になります。靴のことをよく知らなかった頃、靴底が薄いと思っていましたが、自分が庶民の足だっただけで、手縫い靴はこういうものなのです。
時代とともに見た目は変わっていきますが、エリート達が愛した繊細な履き心地は、今でも生き続けています。