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こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店宮崎です。
今日は、手工靴のライニングの話
銀座ヨシノヤの手工靴では、足が直接触れるライニングにデュプイ社(仏)のヌメ革を使っています。厚みがあり、もっちりとしていて、革の表情もとてもきれいです。汗を吸い靴の中で足が安定するのでライニングにベストな素材だと思います。使い込むと飴色に変化していく様にも趣があります。
マッケイ製法の靴では腰裏に、九分仕立ての靴では、先裏・腰裏・中敷にデュプイのヌメ革を使っています。高級靴やビスポークでもライニングにデュプイを使うところは珍しいと思います。銀座ヨシノヤの手工靴は、裏や中などの見えない部分の材料にまでこだわって作られています。職人が「こんなに材料費が高い靴はないですよ!」と言っていましたが、靴作りでの手間と同じでお客様に長く使っていただくために妥協しないようです。いい靴を作ってくれる職人に感謝ですね!!