こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店宮崎です。
今日は、「九分半愛が半端ない」って話

ブログを読んでいるお客様から「宮崎さんは九分半愛が半端ないですね」と言われました。
どの商品のブログも公平に書いているつもりなのですが・・・
どうやらバレバレみたいですね(笑)
九分半愛が強いのは生みの親だからです。
色々な偶然が重なって九分半は誕生しました。
九分半の甲革で使われるイタリアンベビーカーフは、2012年春夏にマッケイ製法の靴で初めて使いました。なぜこの革を使ったのかは記憶が蘇らず思い出せません。職人と飲みに行くことがありますが、職人に聞いても思い出せないそうです。
イタリアンベビーカーフを使ったマッケイ製法の靴が評判よかったため、秋に105周年モデルとして九分仕立てでこの革を使うことにしました。
当時はイタリアンベビーカーフを九分で使って強度が大丈夫か心配されていました。
みんなが心配するので宮崎も不良が出ないことを祈るように商品を送り出しました。
幸い105周年モデルのO667-Kでは不良が出ず、好評でした。
105周年ご祝儀価格で税込105,000円でした。
2013年春夏にイタリアンベビーカーフと九分仕立ての組み合わせて企画を進めようと思っていましたが、「なぜ105周年の靴より3万円も高いの?」ってことになりそうでしたので、土踏まず部分の出す縫いを手縫いする九分半を思いつきました。
職人には「土踏まず部分の出し縫いは荒く縫っても大丈夫です」と伝えましたが、仕入れ値が高かったこともあり、手抜きなしでかなり気合入れて作っていただきました。
イタリアンベビーカーフと土踏まず手縫いで本体価格150,000円となりました。
本体価格150,000円の靴は、オールハンド以外ではなかなか見かけないプライスでしたので、本社内でも売れるのかと心配されていました。
九分半のすごさは履き心地で、履きならし不要と思わせるくらい、わかりやすく軽く・優しく・柔らかでした。従来の九分仕立てでは感じられない贅沢で特別な世界観です。
履き心地の特別感で、価格の心配をよそに人気となりました。
宮崎の本音では、「九分半」という造語で大々的にアピールしたかったのですが、当初本社ストップで「九分半」というコピーは使わせていただけませんでした。
なので当時は、「九分仕立てのちょっと上」という歯切れの悪いフレーズだったんですよ。
店頭では、「九分半」と連呼していましたけどね(笑)

そんなこともあり、九分半愛が洩れているようです(汗)
今でも宮崎は、九分半は世界最高峰の既製靴ではないかと思っています。
久々に長いブログを書きました。
柴田大先輩から「字の多か!読む気のせん!」と怒られそうです。